多治見市図書館 事業報告など
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 平成21年2月25日(水)から3月8日(日)まで、まなびパーク内1階オープンギャラリーで、笠原鉄道なつかしの写真と資料展が開催されました。それに併せて3月18日まで図書館本館3階にて関連資料の展示も行いました。

 今40代くらいまでの皆さんなら、ご記憶があるのではないでしょうか。現在陶彩の道として市民の散歩道として親しまれている遊歩道は、かつて多治見と笠原をレールで結び、多くの旅客と貨物を運び続けた笠原鉄道(東濃鉄道笠原線)が走っていました。陶彩の道はその線路跡を利用したものです。この笠原鉄道は、昭和53年(1978)10月31日の運転を最後に廃止されました。

 昭和3年に開通した笠原鉄道は、中央線多治見駅と陶磁器の産地笠原を結ぶ約4.6キロメートルの私鉄でした。それまで、笠原町の陶磁器の原料、燃料の薪・石炭、製品の輸送は荷馬車のみの輸送に頼っていました。それでは産業の発展は望めないと、鉄道敷設の声が高まっていったのです。大正12年(1923年)に笠原町の有力者40名が発起人となり、翌13年には笠原鉄道鰍ェ創立され、昭和3年7月10日に笠原鉄道の開通式がおこなわれました。

 開通式の模様が以下のように伝えられています。

 「・・・処女列車は、社長の手によってテープが切られ、万歳の歓呼の声に送られ、笠原駅を発った。飾り立てられた花嫁列車は、優しい汽笛の音を響かせて、『ガタクサ・ガタクサ』と多治見に向かっていい格好に走った。笠原鉄道に営業開始は沿線の人々には宿望の『鉄足』が出来て、今後何とか便利になった。」
                                          
(多治見市史 通史編下巻 第四章『笠原鉄道』より)



 当時は新多治見、本多治見、市之倉口、滝呂、笠原の各駅が設置され、1日5往復の運転がされていました。窯工業関係諸物資・生活物資などの発着は予想以上に好成績でした。その後、第2次世界大戦に入り戦火が拡大するにつれて、営業が困難となり、昭和19年には駄知鉄道会社と合併して、東濃鉄道株式会社と改称します。しかし、昭和40年以後家庭で普及した自動車は、貨物輸送においても同様でした。乗車数の減少により、まず笠原鉄道の旅客輸送が昭和46年(1971年)に廃止され、貨物輸送も昭和53年(1978年)に廃止されました。

 貨物輸送の廃止された昭和53年10月31日、「笠原線お別れ会」が新多治見駅と笠原駅で同時におこなわれました。当日は会社関係者をはじめ、沿線の住民・鉄道ファンなど多くの人々に惜しまれながら、「さようなら笠原線」のパネルをつけた機関車が、最後の笠原線上を走り、見送る人々に別れを告げたのです。

 その時から約30年。徐々に記憶や面影が薄れてゆくこの鉄道に再び光をあて、その歴史や人々の思いを未来へと伝えていくために、この企画展を開催いたしました。開催にあたり、広く市民の皆様に資料の提供をお呼びかけしたところ、大変多くの方々から貴重な写真や品々をお借りすることができました。いろいろな地域にお住まいの方からのご協力で、新多治見駅から笠原駅までの全区間にわたり数々のなつかしい写真を、一本のレールのようにつないで展示することができました。

 尚、この企画展は、笠原中央公民館にて平成20年10月31日から11月24日まで行われた展示に、新たな資料を加えた移動展示です。ご協力いただいた皆様ならびに厚く感謝申し上げます。

ご協力いただいた皆様(順不同)

各務恒男様(写真)/長江 経様(写真・資料)/宇野保子様(写真・資料)/粟田邦利様(写真)/丹羽秀樹様(写真)
熊本昭次様(写真・資料)/柘植時彦様(写真・資料)/服部幹彦様(写真)/万字貞雄様(資料)/伊藤 守様(写真)
柴田正吾様(写真)/長江利行様(資料)/澤田郁江様(写真)/籠橋佑次様(写真・資料)/山本愛子様(写真)
石木洋一様(資料)/谷口時夫様(資料)/水野 肇様(資料)/安藤隆望様(情報)/加納瑛章様(写真)/小島重信様(情報)
奥田崎雄様(写真・資料)/大鋸忠雄様(写真)/川本勝枝様(写真)/黒田隆浩様(資料)/柴田雅也様(情報)
黒田正直様(講演会講師)/東濃新報社様(地図)/多治見市文化財保護センター(資料)

主催 多治見市笠原中央公民館 多治見市図書館郷土資料室 指定管理者 (財)多治見市文化振興事業団
読みあそびライブ×絵本トーク
 2009/2/7(Sat.) 10:00-11:30
平成21年2月7日に、まなびパーク7階ホールで、絵本作家の長谷川義史さんと、子どもの絵本専門店「メリーゴーランド」店主、ひげのおっさんこと増田喜昭さんをお招きして、読みあそびライブと絵本トークが行われました。
会場入り口で皆さんをお迎えしたのは多治見おはなしの会地域文庫連絡会の方が作られたパネルです。
長谷川さん自身による絵本の「読み聞かせ」。独特の間と語り口で、一気にお話の世界へ引き込まれました。
次は大きな白い紙を広げて「ライブ紙芝居」のはじまり〜〜♪
「ライブ紙芝居」はその場で絵を描きながら、どんどんお話が進んでいくので、子どもたちもわくわくしながら聴きました。。
紙芝居が終わった後、会場からの「これも絵本になるの?」の声に、「絵本にしたら、・・・・(ぼそっと低い声で)買うか?」と長谷川さん。会場内は「買う〜〜!」「ほしい〜〜!」という子どもの元気な声が響きました。
過去にもこんな風に生まれたお話が絵本として出版されのだとか。もしかしたら、今回のこのお話も絵本になるかもしれませんね。
お二人によるウクレレの演奏で楽しい時間が終了しました。
そして最後は長谷川さんと増田さんのサイン会です。
絵本でおなじみのイラストをサインと一緒に丁寧に描いた絵本を、みなさん大事に抱えて帰られました。
手作り絵本の会からお預かりして、一般利用者に貸し出している絵本布カルタ(画像上)にも、今回長谷川さんからサインを頂きました。このカルタは3月22日(日)のまなパーフェスティバルで行われる「絵本カルタ大会」で使用します。是非、みなさんご参加下さいね。