多治見市図書館資料収集方針
平成17年3月30日 教育委員会承認
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【基本方針】

多治見市図書館は、住民の基本的人権である「知る権利」を社会的に保証する機関であるとともに、必要な情報を住民に提供し、住民の自己啓発や地域づくりなどに貢献していく施設でもある。 
図書館運営にあたっては次の4点を基本的方針とする。
(1)市民の生活・活動を支える図書館であること
利用者の様々なニーズに対応できるように資料の充実を図り、地域の情報センターとしての機能を強化することで、利用者を支援する。
(2)子育て・子育ちを支援する図書館であること
子どもたちが自ら学び成長する力を支援するとともに、子育て中の保護者に必要な情報を提供することで親の孤立を防ぎ、子育てを支援する。
(3)誰もが使いやすい図書館であること
市民のライフスタイルが多様化する中で、より多くの市民が図書館サービスを享受できるようにするため、学校図書館や公民館図書室との連携を深め、誰もが使いやすい図書館を目指す。
(4)市民参画型図書館であること
専門的になりがちな図書館サービス・運営に、利用者である市民の声を反映させるため、各分野の市民活動団体との連携や図書館ボランティアの育成を進める。
【機能分担】

多治見市図書館においては、本館及び分館がそれぞれの役割を分担し、その求められる機能に応じて資料を収集する。本館は、多治見市図書館の蔵書構成全体に配慮し、充分な資料を網羅的に収集するとともに、分館の機能を補完する。分館は、子どもに関する情報センター的機能を果たすために、子育て・子育ちに関連する資料のほか、レファレンスに必要な資料を収集する。
【資料収集の種類】

(1) 図書(一般図書・参考図書・児童図書)
(2) 逐次刊行物(新聞・雑誌)
(3) 行政資料・地域資料(観光案内・地場産業資料)
(4) 視聴覚資料(CD・ビデオ・DVD)
(5)点字・録音資料
(6) その他(オンラインデータベース等)
【選書会議】

収集に当たっては、選書会議を設け職員の合議により選書を決定する。その際、以下の点に留意する。
(1) 多様な、また、対立する意見のある問題については、それぞれの観点に立つ資料を幅広く収集する。
(2) 著者の思想的・宗教的・党派的立場にとらわれて、その著作を排除することはしない。図書館員の個人的な関心や好みによって選択をしない。
(3) 個人・組織・団体からの圧力や干渉によって収集の自由を放棄したり、紛糾をおそれて自己規制したりはしない。寄贈資料の受入れにあたっても同様である。
(4) 図書館の収集した資料がどのような思想や主張をもっていようとも、それを図書館及び図書館員が支持することを意味するものではない。
(5) 資料の収集、選択および除籍についての最終責任は多治見市図書館長が負う。
【収集における重点】

(1) 郷土資料(多治見市・岐阜県内)については積極的に収集するとともに、体系立てたコレクションを形成するよう努める。
(2) 学校図書館・公民館図書室と連携し、予算・資料の有効な活用を図る。
(3) 陶磁器関係の資料は、通常の出版社から出版されたものにこだわらず、広範な要求に応えるためにパンフレット・図録・雑誌・視聴覚資料等も積極的に収集する。
(4)本市に関する基本的資料(市発行資料)や、政策に関する資料・歴史的資料などは網羅的に収集し、市民への情報提供に努める。
【選書基準】

(1) 図書

一般図書・参考図書
住民の趣味教養・調査研究等に資するため、日常生活に必要な実用書をはじめ、基本的・入門的な図書を中心として収集する。専門書ついては、日本図書館協会選定図書・新聞書評などで取り上げられたものを参考としつつ、必要に応じて収集する。また、利用頻度を考慮し、学術書の収集は慎重に行う。各分野の辞典・事典・図鑑類は幅広く収集する。

書き込み、切り取り又は組み立てを目的として作られた図書及び著しく破損しやすい図書、学習参考書・各種試験問題集及びテキスト類は、原則として収集しないものとする。

類書が多く出版されている分野は、類書の所蔵状況や貸出状況を総合して収集する。

以下に「日本十進分類法(NDC)9版」に基づき選択基準を定める。
[0類]総記
a.図書館・書誌学・読書指導・著作権・出版に関する資料は幅広く収集する。
b.情報科学に関する資料は基本的な技術書・概説書を中心とする。

[1類]哲学
a.哲学・心理学・倫理学・宗教など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書まで収集する。

[2類]歴史
a.歴史・地理など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書まで収集する。
c.日本史・世界史は通史・各国史・時代史など幅広く収集する。
d.郷土(岐阜県内)の地理・地誌は積極的に収集する。
e.旅行書・ガイドブックは類書の所蔵状況・利用頻度を基準に選書を行う。

[3類]社会科学
a.政治・法律・経済・統計・社会・教育・風俗習慣など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書まで収集する。
c.社会科学は時代と密接に関わっていることから、今日的主題を扱った資料は積極的に収集する。
d.法律・統計および日常生活に必要な実用書は新しい内容の保持に努める。

[4類]自然科学
a.数学・理学・医学など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書・入門的専門書までを収集の範囲とする。
c.わかりやすく書かれた図書を中心に収集する。

[5類]技術
a.工学・工業・家政学など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書・入門的専門書までを収集の範囲とする。
c.専門的分野にあっては、わかりやすく書かれた図書を中心に収集する。
d.住宅・インテリア・家政学・生活科学の分野は、趣味・実用に役立つ資料を収集する。
e.窯業・セラミックス関連資料は、特に収集に努める。

[6類]産業
a.農林水産業・商業・運輸・通信など各分野の基本図書を収集する。
b.入門書から概説書までを収集の範囲とする。
c.園芸・ペットなどの分野は、趣味・実用に役立つ資料を収集する。
d.ビジネス支援につながる資料は積極的に収集する。

[7類]芸術
a.美術・音楽・演劇・スポーツ・諸芸・娯楽などの各分野の基本図書を収集する。
b.鑑賞・研究・実技・実務について入門書から概説書・専門書まで収集する。
c.デザインや陶磁器に関わる資料は、特に網羅的に収集する。
d.全集・叢書・写真集・名品集等についても収集する。

[8類]語学
a.日本語・英語等主要な言語の基本図書を収集する。
b.言語については入門書から概説書までを収集し、広く学習されている言語については、文法や発音・学習法など内容を吟味して収集する。
c.主要言語の辞典は幅広く収集する。

[9類]文学
a.日本の小説・随筆・詩歌・作品集・評論・研究書などについては、古典から現代文 学まで幅広く収集する。
b.日本文学は最も利用の多い分野であることから、ジャンルにとらわれず幅広く収集する。
c.外国文学は、日本文学に準ずる。
児童図書

[絵本]
a.長く読み継がれる良書を収集する。
b.できる限り多くの本に触れることができるよう、幅広い選書に努める。
c.乳幼児ブックスタート事業に関連し、乳児向けの絵本は積極的に収集する。
d.評価の高い作品を中心に複本を揃えることとする。

[児童書]
a.学校図書館と連携を進め、子どもが楽しむことのできる資料を収集する。
b.幼児から中学生までを対象とした、知識・学習・娯楽に役立つ資料を収集する。
c.調べ学習に役立つ資料は積極的に収集し、複本を揃える。
(2)逐次刊行物

a.新聞・雑誌は今日的な情報源として、全国紙・地域紙を収集する。
b.新聞の記事の岐阜版・東濃版は永久保存とし製本する。
c.地域資料として、地場産業を扱ったものも積極的に収集する。
d.雑誌は資料的価値の高いものを選択するよう努める。
e.収集する雑誌のタイトルは年1回見直すこととする。
(3)行政資料・地域資料

a.多治見市において刊行した資料は欠落のないように収集する。
b.行政資料は郷土資料として扱い、複本を所蔵し保存する。
c.観光資料及び市内で活動する団体から発行された資料は、記載内容を吟味して収集する。
(4)視聴覚資料

a.教育的価値及び普遍性・地域性等、図書館資料として価値の高いものを収集する。
b.評価の定まった古典的作品・権威ある賞の受賞作品に留意する。
c.市民のニーズを把握し、必要に応じて多様なジャンルの優れた作品を収集する。
(5)点字・録音資料

a.点字・録音資料の収集については、他機関との相互協力による資料提供を考慮し、収集・作成するものとする。
b.他機関が所蔵しない資料を収集・作成するについては、録音担当者との協力体制を考慮する。
 

(6)その他
a.調査・研究のため、オンラインデータベースを提供する。
b.その他メディアの進展にあわせ、適切な資料を検討し必要に応じて収集する。